口の中の症状(口内炎・舌痛症・幻い歯の痛みなど)
口の中は、体表にある皮膚にくらべて敏感な粘膜で出来ている部分が多くあります。クリニックは 長い消化管の入り口にあると位置づけ、口唇・口腔壁・舌 の日常生活表現を全身健康状況として分類することで 病気の診断には大変重宝しています、舌そのもの色 大小 厚み 性状 出っ張り凹み 動き、 舌の上にある舌苔色 分布範囲 乾燥湿潤 の程度に 舌を確認知ることで 脈診と並んで 東洋医学には とっても大事な診断ツールです。諸内臓の外界に直接間接的に触れる入り口で 敏感にある粘膜の健康は直に素早く影響をうける、古代から人体も大自然と同じく春夏秋冬の四季移り変わり 昼夜 陰陽 温熱 寒冷 飲食排泄 新陳代謝 膨大な生命活動の刻々営みに 当てはめ よく知られている自然界の固有のインメージを 木・火・土・金・水に投影して体調のバロメーターとして 集約、それぞれ正常な状態、病気の状態を細かく分類: 系統のある医学書、他方 同じく自然界の流れを受けた 植物の根 幹 葉っぱ 花を中心に 治療用の生薬を分類して 病気に当たる。漢方の源流にあります。
口の中の病気
口内炎
口内炎は、頬の内側や歯ぐきなどの粘膜にできる炎症の症状です。免疫力や疲労が原因といわれる「アフタ性口内炎」、ウイルスなどが原因といわれる「ウイルス性口内炎」、刺激が原因といわれる「カタル性口内炎」などの種類があります。近年に増えてきたストレス神経性胃炎、自覚に乏しく少量胃酸の食道への逆流。長期鎮痛薬の濫用で 口内、食道胃、十二指腸に常在細菌叢バランスの崩れ、類似表層潰瘍炎症免疫低下、修復因子遅延に、特に難治性
原因や症状によって、治療法が異なります。
舌痛症
舌に慢性的な痛みやしびれが生じる病気です。見た目は通常と変わらないことが多く、痛む箇所が変わったりします。原因等は解明しつつありますが、症状を緩和するための薬物治療をおこなうことが一般的です。胃食道に作用しつつ、気持ち寛解に漢方の主成分にある柴胡と半夏を含む方剤が好まれます。
幻の歯痛 ( 実例 )
健康の歯なのに歯痛を繰り返し訴い、歯科医を悩ませた、中に一本二本、片側上下合わせて七本歯を抜いた事例あり、それでも歯の激痛治らずにつくば国際会議場で 疼痛勉強会で歯科医師からもっと強い鎮痛剤を求むの質問の答えに: 会場から顎関節痛、歯肉痛、気のせいなどなど意見紛々、収拾付かず。・・・外来治療に難儀痛みの勉強会会場の明るいスライドの壇上ではなく、混沌とした大会場に医師、歯科医師、薬剤師に紛れて私は手を挙げた、ポイントは歯痛の順位と顔の片側に集中したことを指摘した。脳神経5番目である片側のみ顔面痛覚を支配する三叉神経の枝、眼窩下神経と同側のアトガイ神経痛であり、歯本体とは無関係にありますを結論付けで終了、8本目の健康歯を抜せずに願いつつ、治療はペインクリニックの神経ブロックに委ねられように。常に治療には 見える物 と 見えない物が有る。勉強の広い応用と経験値。